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岡山立正青年会 ブ ロ グ

少年院彼岸法要

 2月22日午前10時より、

岡山少年院に於いて、

「彼岸法要」を執り行いました。

 

本会会員で、
教誨師の衣笠通亮上人を
導師として、

会員12名の出仕のもと
彼岸法要を営み、

少年院物故者および

院生・職員の
ご先祖様に対してご回向しました。

 

法要前には導師より、

院生の

お父さん・お母さんや、

おじいさん・おばあさん、

家族や

大切な人を想いながら、

法要に臨んでもらうように

言葉掛けをされました。

 

法要終了後には、

本会員の工藤が、

法話を行いました。

 

 

特撮ヒーローを題材に

「皆で笑顔になれること」が大切であることを

説きました。

 

また「皆」には

「自分自身」も

含まれていること、

失敗しても、

駄目では無く、

反省しつつも、次に活かし、

行動すること、

 

また

「皆で笑顔になれること」

を忘れる瞬間があっても、

また「思い出し」、

「意志を持ち続けること」

が大切であると説きました。

 

院生の皆様は、

時折笑顔を交えながらも、

真剣に話を
聞いて下さいました。

 

私自身には

お寺の檀家様ではない

院生の皆様に

お話をした

今回の機会は

大変貴重な経験
となりました。

 

このご縁に感謝しつつ、

院生の皆様の心に

私の話が少しでも残り、

院生の皆様のこれからが、

より善くなる一助になれば

と願います。

 

少年院職員の皆様には

準備等多大な

ご協力賜りました。

謹んで御礼申し上げます。

参加された会員の皆様、

お疲れ様でした。

 

文責 工藤修也

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  1. 2023/02/24(金) 17:48:55|
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厄年は役年?

2月3日は節分です。

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この時期に厄払い・厄除けをしに神社仏閣にお参りする方もいらっしゃるでしょう。

『厄年だから、病気になったり何か悪い事が起こるかもしれない』と不安に感じたりしますよね。

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実は、この記事を書く私自身も数え年の42歳、本年『大厄』にあたります・・・

そこで厄年について改めて考えてみました。

厄年は東洋易学の膨大な年月の統計に基づいたものです。
大厄は、男42歳、女33歳といわれており、また古代の書物にはこの年齢を境に心身に様々な変化が起こると記されています。
そういった意味でも厄年は今までの悪い生活習慣を見直す良い機会であると言えるのではないでしょうか。

一方で「役年」と受け取る事もできます。
古くは神事の大役を勤めたり、現代では、社会的に重要なポストに就いたりするのがこの辺りの年齢とされています。

これまでは、自己完成のために精進してきましたが、これからは、今まで培ってきたものを世のため人のために役立てて行こうという転換の年です。

他者のために精進している人にはきっと諸仏諸天もお力添えをくださるでしょう。
困った時の神頼みではなく、日ごろの行いがあればこそ、その力も活きてくるものです。

厄年だからと、不安を抱え、思い悩んでいると逆に物事がうまくいかなかったりします。

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災いの降りかかる『厄年』ではなく、自らの行い・生活習慣を改め、周りの方々のお役に立つ『役年』としての一年にしたいものです。

文責:石川裕介

  1. 2023/01/31(火) 14:19:42|
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令和5年 新年の御言葉

新年明けましておめでとうございます。

令和5年 1月の記事用

新年を迎えるにあたり、日蓮聖人のお手紙
「上野殿御返事」の一節をご紹介致します。

花は開いて自然の惠みを受けて果(実)を成らせる。
月は欠けても必ず満月となる。
灯は油をさせば光が増す。草木は天の慈雨によって成長する。
これは天地自然の習わしである。人の一生も又同じである。
善根(良い行い)を積めばその結果として必ず栄えるのである。


なぜ「善根を積めばその結果として栄えるの」か?

それは私達の心の中には仏様になる種が
生まれた時から存在しています。
ですが、種は水をあげなければ成長しません
その「水」になるのが善根(良い行い)になります。

善根とは無貪、無瞋、無痴を三善根ともいい。
「施」「慈」「慧」とも言われ
ほどこし、いつくしみ、ちえ、となって現れます。

「施」 物に執着、不満、欲求する心から離れて
    ほどこし、分け与える心を育てる。

「慈」 怒り、恨み、憎しみ、腹を立てる心から離れて
    いつくしみ、思いやり、情け深い心を育てる。

「慧」 愚痴、迷い、無知、不服の心から離れて
    正確に判断できる、智慧の心を育てる。

人は一人で生きている訳ではなく、家族や友人
沢山の人達に、自分が知らない内に支えられながら生かされています。

その繋がりの中でも、自分と考えが違えばぶつかり
周りと比べ、足りないものに目がいき、自分は不幸だと
思ってしまいます。

「施・慈・慧」を行う事で、仏になる種は育っていき
家族、友人、周りの人との縁も深まり、自身の周りから
笑顔が増え、優しく、幸せな気持ちが広まっていきます。

コロナウイルス感染症で離れていた人との
距離が少しずつ戻ってきております。
「善根を積めばその結果として必ず栄える」
を忘れずに、皆様が悩みや、苦しみのない
平和な世界になりますよう御祈念致します。
令和5年1月の記事用

文責:籾 龍樹
  1. 2023/01/01(日) 00:00:00|
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日蓮聖人へのご恩返し

今年も全国各寺院でお会式が行われました。
池上本門寺では4年ぶりに盛大に行われたそうです。
岡山では旧暦にあわせ11月に多く行われ、
自坊では11月3日に致しました。この時期には、珍しく本堂右の桜の木に紅白の花が咲きます。

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日蓮聖人のお言葉に、
「法華経を一字一句をも唱えまた人にも語り申さんものは教主釈尊の御使いなり」『四條金吾殿御返事』
というお言葉があります。

これは「たとえ法華経の一字一句でもいい。その教えをいただき、他の人のも、そのありがたさを伝えるならば、
その人はお釈迦さまのお使いである」と説かれ日蓮聖人は、私たちを励まして下さっているのです。
信仰に大切なのは、その行いです。精いっぱいに生きることが信仰の証です。
信じる心を、仏さまはなによりも喜ばれるのです。


『法華経』の見宝塔品に「此の経は持(たも)ち難し、もし暫くも持つ者は、我れ即ち歓喜す」とあるように、法華経は身で読むことが大切です。
そのお手本を示して下さったのが日蓮聖人です。
お会式は、その日蓮聖人のご命日のご法要。
日蓮聖人に感謝の気持ちを持ち、私たち一人ひとりがご本仏のお使いとして生きることが、なによりのご恩返しになるのではないでしょうか。


文責:秋元啓孝
  1. 2022/11/08(火) 14:34:53|
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瀬戸大橋慰霊法要


11月4日10時より、平野会長導師の下、瀬戸大橋慰霊法要が執り行われました。

瀬戸3

この法要に出仕するため、瀬戸大橋を渡って慰霊碑のある記念公園へと向かいました。
橋を車で渡りながら、ふと上を見れば、どれだけの時間や労力を費やしたのか想像もつかない程の威容が目に入りました。
これだけの事業を完成させた先人達には本当に頭が下がる思いです。
道半ばで命を落とされた方々がどれほど無念だったかを思うと、手を合わさずにはいられません。

瀬戸2

今当たり前にあるものは、誰かが当たり前の事にしてくれたことなのだと思います。それに対して感謝の心を持つこと、
有り難いものなのだと感じる心を、忘れずに精進していきたいと思いました。

岡山立正青年会は、毎年この慰霊法要を行なっております。今後も出来うる限り参加し、手を合わせていきたいと思います。

文責:永濱考祥
  1. 2022/11/04(金) 17:00:00|
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